ZERO IN(ゼロ イン)

実機について 1979年、ナムコから登場したエレメカの一種。
ビデオゲームではなく、スクリーンに投影された敵キャラクターを撃ち落とす。
ゲームタイトルの「ZERO IN」とは、照準で敵を補足した瞬間を指す軍事用語。
1971年に登場したエレメカ「ZERO-SEN(ゼロセン)」の、実質的なリメイク作品である。
(下記参照)

手元の操縦桿で画面中央の照準を操作して、後方から飛来する敵戦闘機をミサイルで撃破する。
時折出現する、高速飛行する赤い戦闘機は高得点。
プレイヤー側が撃墜される要素が無く、制限時間内(90秒)までプレイして高スコアを稼ぐのが目的。
特定のスコアに達すると制限時間が45秒間延長される。
さらに腕に自信があれば、ゲームスタート直前に筐体左にある「エースボタン」を押すと
ゲーム内容が高難易度モードに変わり、敵撃墜で得られるスコアが通常より高くなる。

作品について&戯言 筐体ミニチュアを製作していて毎回悩まされるのが、筐体に描かれたイラスト類です。
資料から流用出来れば言う事無しなんですが、普段から画力に乏しい作者なもので、
こういうネタは最初から製作を諦めるか、現物を撮影させてもらうか、
思い切ってイラストを描かずに手抜き作品にするかになるんですが、
今回の場合は、どうしてもイラストが無いとショボイ作品になってしまうので、
少ない資料を元手に、ウィンドゥズのペイントで手描きにチャレンジしました。
ストライプや単純な線画やシルエット程度なら何度か実践していますが、今回の作品は筐体サイドに
3発の大きなミサイルが描かれています。さらに縦横無尽に複雑な分割線が…
取り合えず先にミサイルを描いて印刷した後、マーカーで分割線を引くという2段構えで製作。
これでもかなり手抜きですが、まぁ何も描いてないよりマシかな…
使い辛いマウスじゃなく、そろそろペンタブレットが欲しいところです。


【参考展示】ZERO-SEN(ゼロセン)

実機について 1971年、中村製作所(ナムコ)から登場したエレメカの一種。
1968年に稼働した大型エレメカ「ゼロファイター」の、実質的なリメイク作品にあたる。
手元の操縦桿で画面中央の照準を操作して、立体ワイドスクリーンに投影された敵戦闘機を機関銃で撃破する。

同作品の更なるリメイクが、1979年に登場した「ZERO IN(ゼロ イン)」である。
(上記参照)


【参考資料】
「遠山茂樹作品集・インタビュー前編」(発行・ゲー夢エリア51)

作品について&戯言 筐体ミニチュアを製作していて毎回悩まされるのが、筐体に描かれた賑やかなイラスト類ですが、
コチラの方は僅かながら資料も手に入れたので、ちょっと思い立って2016年6月に制作しました。
但し、肝心のゲーム内容が殆ど不明で、前作に当たる「ゼロファイター」や続編の「ゼロ イン」とも、
あまり変更は無いらしいんですが、中途半端な展示内容にしたくなかったため、参考展示としています。

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